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2列シートのコンパクトミニバンを探していると、フリード+とシエンタの5人乗りで迷いますよね。どちらも荷室が広くて、サイズ感もほとんど同じに見えます。
結論から言うと、車中泊や荷物の整理を重視するならフリード+、燃費と価格の手ごろさを重視するならシエンタが選びやすいです。新車で比べる時は、フリード側は「フリード CROSSTAR(クロスター)5人乗り」になる点に注意が要ります。
この記事では、数字の表で2台を並べて、どんな人にどちらが合うかをお伝えします。
まず確認:比べる相手は「中古」と「新車」で変わる
ホンダ フリード+(プラス)は、2016年9月から2024年6月まで売られていた車です。今の新車には「フリード+」という名前は無く、2列5人乗りはフリード CROSSTAR 5人乗りだけになっています。
一方、トヨタ シエンタの5人乗りは、2代目(170系)の2018年9月のマイナーチェンジで「FUNBASE(ファンベース)」として追加されました。現行の3代目(10系・2022年8月〜)では、5人乗り(2列)として各グレードに設定されています。
| 比べ方 | フリード側 | シエンタ側 |
|---|---|---|
| 中古で比べる | 先代フリード+(GB5〜GB8・2016〜2024年) | 2代目シエンタ FUNBASE(170系・2018年9月〜2022年8月) |
| 新車で比べる | 現行フリード CROSSTAR 5人乗り(2024年6月〜) | 現行シエンタ 5人乗り(10系・2022年8月〜) |
「フリード+とシエンタ」と言っても、中古同士か新車同士かで比べる数字がまったく変わります。先代フリード+と現行シエンタの数字を並べて比べると、判断がずれてしまうので気をつけましょう。
この記事では、確かめられた数字がそろっている「新車同士」を中心に表で比べ、中古で選ぶ時の考え方は後半でお伝えします。
サイズと小回りを比べる
『駐車場に入るか、狭い道で困らないか』は、いちばん気になるところですよね。まずは外寸から並べます。
| 項目 | 先代フリード+ HYBRID CROSSTAR(FF) | 現行フリード CROSSTAR 5人乗り(FF) | 現行シエンタ(2WD) |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,295mm | 4,310mm | 4,260mm |
| 全幅 | 1,695mm(5ナンバー) | 1,720mm(3ナンバー) | 1,695mm(5ナンバー) |
| 全高 | 1,710mm | 1,755mm | 1,695mm |
| ホイールベース | 2,740mm | 2,740mm | 2,750mm |
| 最小回転半径 | 5.2m | 5.2m | 5.0m |
| 最低地上高 | 135mm | 135mm | 140mm |
| 室内長(5人乗り) | 要確認 | 1,935mm | 2,030mm |
数字はホンダ・トヨタの主要諸元表の値です。シエンタは最小回転半径が5.0mで、小回りは少しだけシエンタが有利です。
実は、現行フリード クロスターは全幅1,720mmで3ナンバーになっています。5ナンバー幅にこだわるなら、新車ではシエンタ、中古なら先代フリード+とシエンタのどちらも候補になります。
全幅が5ナンバー枠を超えて3ナンバーになっても、自動車税は排気量で決まります。フリードもシエンタも1.5Lなので、2019年10月以降に新規登録した車は年30,500円で同じです。
新車価格を比べる
『同じくらいのサイズなら、安いほうがいい』という方も多いはずです。現行の5人乗りどうしで、メーカー希望小売価格(税込)を並べます。
| パワートレイン | 現行フリード CROSSTAR 5人乗り(2025年改定後) | 現行シエンタ 5人乗り(2026年8月改良後) |
|---|---|---|
| ガソリン 2WD(FF) | 2,928,200円 | X 2,146,100円/G 2,487,100円/Z 2,763,200円 |
| ハイブリッド 2WD(FF) | e:HEV 3,327,500円 | X 2,504,700円/G 2,833,600円/Z 3,142,700円 |
| ガソリン 4WD | 約315.9万円 | 設定なし |
| ハイブリッド 4WD | e:HEV 約355.9万円 | E-Four X 2,719,200円〜Z 3,357,200円 |
シエンタは、X・G・Zの3グレードから選べるので、価格の幅が広いのが特徴です。フリードの5人乗りはクロスターだけなので、入口の価格はシエンタのほうが下になります。
ただ、クロスターはSUV風の外装や装備がそろった仕様です。価格だけでなく、同じくらいの装備のグレード同士で比べるのが公平ですよね。
シエンタの4WD(E-Four)はハイブリッドだけで、ガソリン車に4WDはありません。フリードはガソリンにもe:HEVにも4WDがあります。雪の多い地域でガソリンの4WDが欲しいなら、フリードが候補になります。

燃費とパワートレインを比べる
燃費は、毎月のガソリン代に直結しますよね。ここはシエンタが得意なところです。
| 項目 | 現行フリード(シリーズ全体) | 現行シエンタ 5人乗り |
|---|---|---|
| ハイブリッドの方式 | e:HEV(2モーター) | 1.5L 3気筒(M15A-FXE)+モーター |
| ハイブリッドのWLTC燃費 | 21.1〜25.6km/L | 2WD 28.0〜28.4km/L/E-Four 24.8〜25.2km/L |
| ガソリン車のエンジン | 1.5L L15D 4気筒+CVT | 1.5L M15A 3気筒+CVT |
| ガソリン車のWLTC燃費 | 14.4〜16.5km/L | 18.2km/L |
| 自動車税 | 年30,500円 | 年30,500円 |
フリードの燃費は、クロスター5人乗り単体ではなくシリーズ全体の幅(FFが上限側、4WDが下限側)です。シエンタは5人乗りの数字で、ハイブリッドX 5人乗り2WDの28.4km/Lが最良値です。
燃費を最優先するならシエンタに分があります。一方で、フリードは4気筒エンジンで、e:HEVはモーターで走る時間が長い仕組みです。走った時の静かさや力強さの好みは、試乗で確かめてみてください。
- 合流や坂道での加速の感じ
- エンジンがかかった時の音と振動
- 運転席からの見晴らしと、前の柱の太さ
- 後席に座った時の足元と頭上の余裕
荷室と車中泊のしやすさを比べる
5人乗りを選ぶ理由は、たいてい荷室ですよね。ここは2台の個性がいちばん出るところです。
先代フリード+は、ユーティリティボードで荷室を上下2段に分けられます。後席を倒してボードとつなげると、セミダブルサイズのマットレスが敷ける平らなスペースができる、とホンダは紹介していました。
| 比べる点 | 先代フリード+ | シエンタ 5人乗り |
|---|---|---|
| 荷室の2段化 | ユーティリティボードで上下2段と床下収納 | 仕様はグレード・年式で確認 |
| 車中泊のフラット化 | ボード+後席倒しで平らな床(公式訴求) | 後席を倒して荷室とつなげる |
| 荷室の壁のナット | ユーティリティナットで棚やフックを付けやすい | 年式・グレードで確認 |
| 室内長(現行5人乗り) | クロスター 1,935mm | 2,030mm |
室内長は現行シエンタの5人乗りのほうが長い数字です。ただし室内長は運転席の前の方から荷室の端までの長さなので、寝られる長さや荷室の長さとは別物です。
『じゃあ実際どっちが寝やすいの?』と思いますよね。ボードで床を平らにできるフリード+は、車中泊をする人から選ばれやすい傾向があります。
シエンタも後席を倒せば長い床になるので、マットで段差を埋める前提なら十分使えます。
例えばこんな会話で決める家族もいます。
「月に1回はキャンプで泊まりたいんだよね」
「それなら床を平らにしやすいフリード+。泊まらないなら燃費のシエンタかな」
車中泊の手順はフリード+で車中泊|フラットにする手順とマット・段差解消で紹介しています。
中古で比べる時の考え方
中古で先代フリード+と2代目シエンタFUNBASEを比べる時は、新車の数字がそのまま当てはまりません。年式・走行距離・装備で価格が大きく変わるからです。
- 予算と、欲しい年式の範囲を決める
- フリード+は2019年10月以降の後期型か、前期型かを確かめる
- 同じ年式・同じくらいの走行距離の車同士で価格を見る
- 安全装備の有無(フリード+前期型はグレードによる)を見る
- 荷室のボードや後席の状態を実車で確かめる
先代フリード+の後期型(2019年10月以降)は、Honda SENSINGが全車標準です。前期型は「Honda SENSING」付きのグレードだけなので、中古で選ぶ時の分かれ目になります。
中古の相場は時期と地域で変わるので、この記事では金額を断定しません。フリード+の相場の見方はフリード+の中古価格相場|狙い目の年式・グレード・走行距離でまとめています。
結局どっちがいい?タイプ別のおすすめ

ここまでの比べ方をまとめると、次のようになります。
- 車中泊やキャンプで荷室を平らにしたい
- 荷室を上下2段に分けて整理したい
- ガソリン車で4WDが欲しい
- 4気筒エンジンの走りが好み
- 燃費を最優先したい
- 新車の入口価格を抑えたい
- 5ナンバー幅の新車が欲しい
- 小回り(最小回転半径5.0m)を重視したい
同じクラスでも、得意なことがはっきり違う2台です。どちらが上というより、自分の使い方にどちらが合うかで選ぶと後悔しにくいですよ。
フリード+とフリード(6・7人乗り)の違いや、ほかのライバルとの比べ方はフリード+とは?フリード(6・7人乗り)との違いで全体をまとめています。もっと小さい5人乗りも気になる方はフリード+とソリオ・ルーミーの比較も見てみてください。
新車で2台を比べるなら、同じ時期に両方の見積もりを取ると、値引きや下取りの条件の違いが分かりやすくなります。
フリードプラス買いたいドットコム
フリードプラスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、フリードプラスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
フリード側の値引きの相場は、フリード+(現行フリード クロスター5人乗り)の値引き相場と限界額にまとめています。
よくある質問
フリード+とシエンタ5人乗り、大きさはどちらが大きいですか?
現行同士では、フリード クロスター5人乗りが全長4,310mm・全幅1,720mm、シエンタが全長4,260mm・全幅1,695mmで、フリードのほうが少し大きいです。先代フリード+は全幅1,695mmでシエンタと同じ5ナンバー幅でした。
燃費はどちらがいいですか?
シエンタのほうが良い数字です。シエンタ5人乗りのハイブリッド2WDはWLTC 28.0〜28.4km/L、現行フリードのe:HEVはシリーズ全体で21.1〜25.6km/Lです。
車中泊にはどちらが向いていますか?
ユーティリティボードで床を平らにしやすい先代フリード+が選ばれやすい傾向があります。シエンタも後席を倒せば長い床になるので、マットで段差を埋めれば使えます。
ガソリン車で4WDが欲しい場合は?
フリードを選びます。現行シエンタの4WD(E-Four)はハイブリッドだけで、ガソリン車に4WDはありません。
シエンタのFUNBASEは今も買えますか?
FUNBASEは2代目シエンタの5人乗りの名前です。現行の3代目では5人乗り(2列)として各グレードに設定されています。
まとめ
- 比べる相手は中古同士(先代フリード+と2代目FUNBASE)か、新車同士(クロスター5人乗りと現行シエンタ)かで分ける
- サイズは現行シエンタが少し小さく、最小回転半径5.0mで小回りも有利
- 新車の入口価格と燃費はシエンタ、ガソリン4WDと荷室の平らさはフリード
- 現行フリード クロスターは全幅1,720mmの3ナンバー、税金はどちらも年30,500円
- 車中泊や荷物の整理を重視するならフリード+、燃費と価格ならシエンタ





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